三菱自動車工業、フィリピン政府による自動車産業育成政策に参画


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三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼COO:相川哲郎、以下、三菱自動車)のフィリピンに於ける車両生産・販売会社「ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下MMPC)」は、フィリピン政府の自動車産業育成政策 「CARS Program(Comprehensive Automotive Resurgence Strategy Program)」への参加申請を行い、同政府の貿易産業省投資委員会より承認を受けた。

(上の映像は、先の6月9日(現地時間)フィリピン国内で刷新・投入されるミラージュのコマーシャル映像)

これにより、MMPCは、約43億ペソ(約104億円)を投資し、既存の車両生産工場で新たに生産ラインを増設し、2017年初めより『ミラージュ』および『ミラージュG4(アトラージュ)』の生産を開始する計画。

なお、この投資には、プレス工場を新設するための20億ペソが含まれている。

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MMPCの加藤芳明社長兼CEOは、貿易産業省投資委員会の決定について、「MMPCが50年以上にわたりフィリピンにおける自動車産業の発展に貢献したことが評価されたと考えております」と述べた上で、「このCARS Programの下、MMPCは6年間で20万台の生産を計画しており、この達成のため、生産稼動シフトを追加し現地生産能力を倍増する計画です。

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また、これにより、フィリピン国内での雇用促進にもつながることが期待されます。」と語った。

フィリピン政府の貿易産業省と投資委員会は、同国のモータリゼーションの進展に合わせてCARS Programを実現した。

フィリピンでは2020年までに、自動車需要が50万台に達すると見込まれており、MMPCは、同国の経済発展に寄与するパートナーであり続けることを願っている。

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MMPC の概要
設立:1963年2月
本社・工場所在地:
フィリピン共和国 ラグーナ州 サンタローザ市
(首都マニラから南東に約45km)
資本金:1,640百万ペソ
主な事業内容:三菱自動車の生産および販売
代表者:加藤 芳明 (社長兼CEO)
株主:三菱自動車工業株式会社 51%、双日株式会社 49%
工場生産能力:5万台/年
工場敷地面積:約21.4ヘクタール

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写真は2015年1月29日、MMPC新工場の落成式の様子

販売車種:
【フィリピン生産】 :アドベンチャー、L300
【タイ生産】:ミラージュ、ミラージュG4(アトラージュ)、
モンテロスポーツ(パジェロスポーツ)、L200/ストラーダ(トライトン)
【日本生産】:ランサーEX、ASX(RVR)、パジェロ

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