三菱自動車工業、中国のエンジン合弁会社で生産累計500万基を達成


三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、社長CEO:益子 修、以下、三菱自動車)の、中国におけるエンジン生産の合弁会社である瀋陽航天三菱汽車発動機製造有限公司(社長: 竹森弘泰、以下、瀋陽航天三菱)が、5月19日にエンジンの生産累計が500万基に達した。

瀋陽航天三菱は、1997年8月に設立され、1998年より生産を開始し、拡大を続ける中国の自動車市場に於いて、三菱ブランドの車体メーカー向けのみならず、多くの中国メーカーにもエンジンを供給することで、2014年に生産累計300万基、2016年に400万基を達成してきた。

益子修社長 CEOは同日午前、当地で行われた式典に於いて、「中国の大手エンジンサプライヤーである瀋陽航天三菱が生産累計500万基を達成し、この記念すべき成果を大変誇りに思っています。

また、生産累計は昨年の400万基から25%増えており、中国における乗用車市場の目覚ましい成長も意味しています。

私たちは瀋陽航天三菱の将来に自信を持っており、引き続き中国の自動車産業に貢献できることを嬉しく思います」と述べた。

2009年6月からは小型自動車搭載用の小排気量で軽量、環境にも配慮したMIVEC(※)機構付の4A9シリーズの本格量産を開始し、2016年には75万基を販売した。

(※)MIVEC:
Mitsubishi Innovative Valve Timing Electronic Control
三菱自動車の連続可変バルブタイミング機構の総称

さらに現行4G6エンジンの後継である4K2を投入する等、タイムリーに顧客のニーズに見合った高品質な製品を提供する事により事業規模の拡大を実現して来た。

こうした足跡を踏まえ瀋陽航天三菱では、「今後も多様化する市場のニーズに応え、商品ラインアップの強化、環境性能の向上に注力し、中国自動車産業の発展に貢献して参ります」と結んでいる。

【 瀋陽航天三菱汽車発動機製造有限公司の概要 】
所在地:遼寧省瀋陽市渾南区航天路6号
設立:1997年 8月 (生産開始: 1998年 8月)
資本:中国航天汽車(30%)、三菱自動車(25%)、瀋陽建華汽車発動機(21%)、三菱商事(9.3%)、馬中投資控股(14.7%)
生産機種:4G6エンジン(2.0,2.4L)、4A9エンジン(1.3,1.5,1.6L)、4K2エンジン(1.8,2.0,2.4L)
販売台数:748,353基 (2016年)