三菱自動車、コンパクトミニバン「デリカD:2」をフルチェンジ


三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼COO:相川哲郎、以下、三菱自動車)は、コンパクトミニバン『デリカD:2(ディーツー)』をフルモデルチェンジしてコンパクトカーシリーズを強化し、本年12月17日(木)から全国の系列販売会社を通じて販売を開始する。車両本体のメーカー希望小売価格は、1,787,400円~2,187,000円(消費税込)。

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コンパクトミニバン『デリカD:2』は、フルモデルチェンジにより、マイルドハイブリッドシステムを採用し、優れた低燃費27.8km/L〈2WD〉(JC08モード燃料消費率)を実現。また、最新の予防安全技術「e-Assist」の機能をさらに向上させて採用した他、アグレッシブなデザインで魅力を高めたカスタムモデルもラインナップした。

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『デリカD:2』は、2011年に発売。コンパクトでありながら広々とした室内空間、利便性に優れる後席両側スライドドア、多彩なシートアレンジ、優れた燃費性能を特長としていたが、今回のフルモデルチェンジにより、室内空間を拡大しながら徹底した軽量化を実施。

さらに、新開発の1.2Lエンジンとマイルドハイブリッドシステムを搭載し、優れた燃費性能と加速性能を実現したほか、最新の予防安全技術「e-Assist」を全車に標準装備している。

主な商品特長は以下の通り。

【主な商品特長】
(1)グレード展開
基本装備の「HYBRID MX」、充実装備の「HYBRID MZ」、ナビゲーションシステムを標準装備とした「HYBRID MZ Navi Package」、カスタムモデルの「CUSTOM HYBRID MV」の4グレード展開とし、全グレードに2WD/4WDを設定した。

全車で優れた燃費性能と加速性能を実現するマイルドハイブリッドシステムと、最新の予防安全技術「e-Assist」を採用している。

(2)エクステリア
標準モデルでは、ヘッドランプのLEDポジションランプと連動して点灯するLEDイルミネーションランプを組み込んだ存在感のある大型のメッキグリルを採用。

また、ディスチャージヘッドランプ、電動格納式リモコンドアミラー(LEDサイドターンランプ付)を採用し、上質感を高めた。(「HYBRID MX」を除く)

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カスタムモデルでは、LEDヘッドランプ(ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付)を上段、LEDポジションランプを下段に配置した2段式とすることで、精悍な表情を生み出している。

また、フロントグリルはスポーティなブラック基調にLEDイルミネーションランプを配し、マルチリフレクターのハロゲンフォグランプを採用することで、アグレッシブなイメージとしている。

ホイールでは、安定感のある10本スポークタイプのアルミホイールを標準モデルに採用、カスタムモデルでは力強い8本スポークのラウンドリムタイプのアルミホイールとした。

標準モデルのボディカラーは、ピュアホワイトパール*2、ブーストブルーパールメタリックなど、すべてが新色の全6色展開とした。

さらにカスタムモデルでは、ファーベントレッド/ブラック*3とプレミアムシルバーメタリック/ブラック*3の2つの2トーンカラーを含む、すべてが新色の全6色展開としている。*2 有料色 21,800円(消費税込)、*3 有料色 43,200円(消費税込)

(3)インテリア
標準モデルは、内装基調色をチャコールグレー&ブラック、シート生地は落ち着きのあるブラウンとし、居心地がよく寛げる居住空間とした。

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カスタムモデルは、内装基調色をブラックとし、ピアノブラックやシルバーの加飾による光沢感で居住空間の質感を向上。シート生地は、ベースのグレーにアクセントのダークパープルを配して上質感を高めた。

インパネは、センターメーターによるシンメトリーなデザインの採用、及びインパネ上部の高さと前後長を抑えることにより開放感を表現。加えて、シャープなシルバー加飾により、左右への広がり感を演出している。

(4)パッケージング
プラットフォームを新開発し、軽量・小型の新型1.2Lエンジンを最適配置した。これによりエンジンルームを最小化、またホイールベースを延長(先代モデル比+30mm)、クラストップ*4の居住空間を確保。

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インパネなどの張り出しを極力抑えるとともに、フロントシート間の距離を拡大したことで、前後と後席間の移動がよりスムーズになった。

さらに後席スライドドアの開口長を640mm(先代モデル比 +60mm)に拡大し、よりスムーズな乗り降りを可能にしている。

取り回しでは、ホイールベースの延長により直進安定性を向上させながら、最小回転半径を4.8m(先代モデル比 -0.2m)として取り回し性を高めている。*4・・・1.5L以下の全高1,550mm以上、2列座席5ドアワゴン。2015年12月17日時点、自社調べ。(他メーカーに同数値の車種あり)

(5)最新の予防安全技術「e-Assist」
衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM」(ステレオカメラタイプ)は、フロントガラスに装備した左右ふたつのステレオカメラが、前方の車両や歩行者を検知・認識し、衝突の危険があるときは、ブザー音とメーター内の警告灯で注意喚起するとともに、自動ブレーキで衝突の回避または衝突被害の軽減を図る。

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「誤発進抑制機能(前進時)」の仕組みは、停車~約10㎞/h以下の走行時に、フロントガラスに装備した左右ふたつのステレオカメラが前方(約4m以内)に車両や障害物を検知している状態で、踏み間違いなどの操作ミスにより、アクセルペダルを素早く、強く踏み込んだ場合、ブザー音とメーター内の表示で注意喚起するとともに、エンジン出力を抑制。発進をゆるやかにし、衝突被害の軽減を図る。

一方、走行中に前方不注意等で車線をはみ出した場合(車線逸脱警報機能)、車両が蛇行しシステムが「ふらつき」と判断した場合(ふらつき警報機能)、信号待ち等で停車中に先行車が発進し4m以上距離が離れても、自車が停車し続けた場合(先行車発進お知らせ機能)には、ブザー音とメーター内の表示灯で運転者に注意喚起を行う。

緊急制動を後続車に伝える「エマージェンシーストップシグナル」や、坂道発進時、一時的にブレーキを作動させ、車両の後退を抑制する「ヒルホールドコントロール」を全車に標準装備し、安全性を高めている。

(6)燃費性能・走行性能
先代モデル比で約-100kgの徹底した軽量化と、高効率・軽量・小型化し新型エンジンとマイルドハイブリッドシステムの採用により、優れた低燃費27.8km/L〈2WD〉(JC08モード燃料消費率)を実現した。新型1.2Lエンジンを新たに採用したことで、低回転域でのトルク性能を高め、力強い加速性能を実現している。

(7)メーカー希望小売価格mitsubishi-motors-compact-minivan-delica-d-2-full-change-the20151217-12