LEXUS、新型「NX」を第17回・上海モーターショーでワールドプレミア


予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を標準装備

トヨタ自動車株式会社(本社 : 愛知県豊田市、代表取締役社長 : 豊田章男、以下トヨタ)傘下のLEXUSブランドは、中国・上海で4月19日(水)~28日(金)に開催される第17回上海モーターショーに、マイナーチェンジした新型コンパクトクロスオーバーSUV「NX」を出展する。

NXは、「Premium Urban Sports Gear*2」をコンセプトに、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能と、SUVらしい力強さを兼ね備え、全世界で好評を博してきた。

今回発表の新型NXでは、エクステリアデザインをさらに進化させ、洗練された力強さを表現。インテリアは一層の質感向上を図るとともに、先進装備を充実させ、快適性・利便性を高めている。
さらに、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を新たに採用し、安全運転支援の強化を図った。

なお新型NXの日本での発売は、2017年秋頃を予定している。またLEXUSはターボエンジン搭載ラインアップの充実に鑑み、搭載車の名称を随時変更していく。例えば今回発表のNXについては、2Lターボエンジン搭載車をNX300とする。

NXが持ち味とする洗練された力強いデザインの進化へ

従来型のコンセプトだった「Urban Sport Gear」らしさを追求し、好評だったSUVのスポーティさと力強さが融合したデザインを一層際立たせた。

エクステリアは、フロントバンパーをより鋭く低重心な造形としたほか、スピンドルグリルをLX、RXとの共通性をもつレイヤー状のデザインとし、LEXUS SUVとしての個性を表現した。また、三眼式のLEDヘッドランプは超小型LEDランプユニットの採用により、シャープかつスポーティな表情とした。

リヤは、L字を強調した新デザインのリヤコンビネーションランプを採用するなど、軽快さやタイヤの踏ん張りをきわだたせ強調したデザインとした。さらに流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンシグナルランプを採用することで、先進性も表現している。

インテリアは、より先進的かつ質感の高いデザインを実現した。具体的には、ヘッドアップディスプレイ(HUD)と一体化したメーターフードや、シンプルかつ機能的なスイッチ配置としたセンタークラスターなど、内装部品を刷新することで、高い操作性を実現。

また、10.3インチワイドディスプレイや、新型リモートタッチを採用し、ナビゲーションやオーディオの操作性を高めた。さらに両手がふさがっている状態でもバックドアの開閉が可能なキックオープン機能付きパワーバックドアなど新たな装備を採用し、利便性を向上させている。

好評だったスポーティな走りもさらなる熟成へ

走行性能で従来型からの進化させると共に、快適性も向上させた。具体的には、サスペンションのチューニングで車体のロール特性や操舵に対する応答性を向上させたほか、アブソーバーを変更することで、より快適な乗り心地を実現。

また、新型AVS*3を採用し、よりきめ細かい減衰力の制御で操縦安定性・乗り心地を向上させるなど、運転の愉しさと快適性を両立させている。

併せてモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指したさらなる技術の普及を目的に、「統合安全コンセプト*4」に基づいて開発された、低速域から高速域まで衝突回避または被害軽減を支援する予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を標準設定した。

なお予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」は、歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱による事故の予防に貢献する「レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)」(LDA -Lane Departure Alert)、ハイビーム照射時に、先行車のテールランプや対向車のヘッドランプをカメラで検知し、その部分を自動的に遮光して対向車の眩惑を防ぐ「アダプティブハイビームシステム」(AHS – Adaptive High-beam System)。

そして設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できる「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」をパッケージ化。高い認識性能と信頼性を両立し、多面的な安全運転支援を可能にしている。