ジェイテクト、東京モーターショーで150年の歴史に支えられた未来技術を初披露へ


株式会社ジェイテクト(本店:大阪市中央区、代表取締役社長:安形哲夫)は、東京ビッグサイトで開催される第45回東京モーターショー2017で同社の未来技術を余すところなく組み込んだコンセプトモデルを披露する他、VRによる自動運転技術の体感披露など、多彩な提案を行う。

光洋精工と豊田工機の累計150年もの歴史を継承し、2006年に新たに誕生した歴史ある若い会社ジェイテクト。

日本の自動車社会を黎明期から支えてきた歴史的背景を経て、世界で初めて電動パワーステアリングの開発・量産に成功。

そして今は将来に向け、来るべき自動運転社会に於いて人と機械が調和する未来技術を紹介。「Tradition × Innovation」をキーワードに様々な開発製品群を出展していく。

またブースデザインは、黒色と赤色を基調としてジェイテクトならではの色使いで、現代に於いても自動車産業の発展を支えるリーディングカンパニーとしての自信と誇りを表現したと云う。また出展コンセプトである「思い通りって楽しい」に則り、ドライバーとクルマが協調することを円形を用いて表現している。

そのジェイテクトの主な展示内容は以下の通り

1.Future Concept Vehicle
ジェイテクトが将来技術として開発をすすめている、Steer-by-Wire, In-Wheel-Motors の協調技術を車両モジュールFuture Concept Vehicleを用いて展示する。

これはステアリングと駆動製品を手がけるジェイテクトだからできる「Steer by Wire」と「In Wheel Motor」とが協調することで実現できると、同社が永年謳ってきたもので、より安全で快適なドライブ体験の背景を持ち前の技術を下敷きに紹介していく。
また、自動運転化を見越したハンドル格納機能、Retractable Column Moduleも見ることができる。

2.JTEKT 360 VIRTUAL REALITY “JGOGGLE2”
「JTEKT 360 VIRTUAL REALITY “JGOGGLE2”」は前回の東京モーターショーでも用いられた360度映像のヴァーチャルリアリティコンテンツの第2弾となる。

その舞台は普段、部外者が足を踏み入れることができない同社テストコースの「ジェイテクト伊賀試験場」。ここでジェイテクトが鋭意開発を進めている自動運転対応技術の実車走行映像を、360度映像で愉しめるようにした。

併せて電動パワーステアリングのパイオニアである、ジェイテクトが考えるドライバーとシステムの意思伝達と協調性を、未来に向けてさらに高めていくための先行技術も紹介していく。また、児童や子供も愉しめるVRコンテンツ「JGOGGLE for Kids」も用意した。

JGOGGLE 2で紹介する自動運転対応技術
2-1:高精度舵角制御
統合制御システムからの操舵意思発生時に、路面状況や車両姿勢などに応じて適切に車両を操舵する高精度制御技術。

2-2:ハンズオンディティクション
EPSのトルクセンサーによりドライバーがハンドルを掴んでいるか離しているかを検知するセンサー技術。

2-3:操舵権限移譲技術
センサーを通じてドライバーの運転意志を検知し、自動走行から手動走行へシームレスに移行するシステム。

3.LEXUS LC500 カットモデル
2017年に登場したLEXUS LC500のカットモデルを展示。LC500に採用されている同社製新型電動パワーステアリングシステムRP-EPSを筆頭に、ハブユニットやTORSENなど、LC500の魅力ある走りを支えるジェイテクト製品を紹介していく。

4.環境・安全・快適を支える製品群
累計150年の歴史に支えられたステアリングシステムをはじめ、駆動部品や自動車用軸受など、軽量化や高効率化によって燃費性能を支える技術。快適な走りを支えるOnly One製品の数々を過去・現在・未来の歴史に沿って紹介していく。

補助電源付RP-EPS
大型の乗用車の燃費向上と自動運転化実現する当社製補助電源搭載のステアリングシステム。

バス・トラック用EPS
大型輸送車の自動運転化を実現するために開発中のステアリングシステム。

LFT シリーズ
No.1の性能を誇り常に市場をリードし続ける低トルク軸受シリーズ。