JFEスチール、インドネシアで自動車用溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備を稼動


JFE(ジェイ エフ イー)スチール株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柿木厚司)が100%出資しているPT.JFE STEEL GALVANIZING INDONESIAにて、インドネシア初の自動車用溶融亜鉛鍍金製造設備(Continuous Galvanizing Line:CGL)の建設工事を進めてきた。

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このほど首都ジャカルタから南東約30kmの西ジャワ州ブカシ県MM2100工業団地内で進めてきた同計画を2ヵ月前倒して、設備を稼動させた。今後は試験生産、お客様のご承認を経て、本格的に営業生産を開始する予定。

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インドネシアは、すでに多くの自動車会社が生産・輸出拠点を構える東南アジア第二位の自動車生産国であることに加えて、今後更なるマーケットの成長が期待される事から、自動車用高級薄板鋼板需要の更なる拡大が見込まれる。

同社は本事業により、既に稼動中の中国、タイに続きアジア地域の3拠点で自動車用溶融亜鉛鍍金製造設備を展開することになる。また、インドでは、提携先のJSWスチールが建設した溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備への製造技術の供与を進めている。

JFEスチールは、これを通じ、各国で拡大する自動車会社の現地調達需要および高度化する製品ニーズに応えていくと共に、技術移転などを通じて、アジア地域での鉄鋼産業の発展に貢献していく構えだ。

<インドネシア自動車用薄板鋼板事業会社の概要>
会社名 : PT.JFE STEEL GALVANIZING INDONESIA
所在地 : Bekasi県MM2100 Industrial Town内
設立時期 : 2013年5月
総投資額 : 約3億米ドル
出資比率 : JFEスチール 100%

<インドネシア自動車用溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備の概要>
製造品種 : 冷延鋼板・溶融亜鉛鍍金鋼板(主に自動車向け)
生産能力 : 40万トン/年
製造可能寸法 : 板厚:0.4mm~2.3mm 板幅:800mm~1,850mm