ジャガー初の電動SUV「I-PACE」、極寒下の走行動画を公開


摂氏マイナス40度の北極圏で全輪駆のパフォーマンス・テストを実施

ジャガー・ランドローバーオートモーティブPLC(Jaguar Land Rover Automotive PLC、本社:英国・コベントリー、CEO:ラルフ・スペッツ<Ralf Speth>)は同社初の電動SUV「I-PACE(アイ・ペイス)」の走行動画を世界初公開した。

同社は、スウェーデンのアリエプローグに位置するジャガー・ランドローバーの寒冷地のテスト施設で、過酷な地形や摂氏マイナス40度という北極圏の極寒の環境のなか「I-PACE」の厳しい走行テストを消化した。

またこの動画公開に先駆け、急速充電と高速性能を証明するためのチャージテストも実行している。

それによると「I-PACE」は、45分未満で80%の充電を完了することができ、スポーツカー並みのパフォーマンスとSUVの実用性に対する要求に対して、氷点下の極限な状況でも応えていけると述べている。

公開動画(URL: https://youtu.be/VOnPjpFa3DU  )では北極圏の気候条件に「I-PACE」は適しているのかを検証する。またそれだけではなく、特に氷上や雪上でのスタビリティやトラクションに関して、実際の潜在的な顧客と考えられるスウェーデン人のトニー・ウェスタールンド氏に質問している。

車両は2018年3月6日、ジュネーブ・モーターショー2018で公開予定

この動画公開にあたってジャガーのビークル・ライン・ディレクター、イアン・ホーバン氏は、「『I-PACE』はお客様の日常生活での使い勝手を考慮した高速充電を実現しているだけでなく、あらゆる路面状況や気候条件においても、パワフルで確実なパフォーマンスを発揮します。

多方面から高く評価されているジャガーの“PACE”ファミリーの新たなメンバーとして、『I-PACE』は唯一無二のエレクトロニック・パフォーマンスSUVとなるでしょう」と話す。

同社によれば「I-PACE」は、車両に乗り込み出発する前に主電源を用いてクルマのバッテリー準備と車内温度の調整をすることができ、凍りつくような寒さや酷暑にあっても最大限の走行距離とパフォーマンス、および快適性を確保できると云う。

なおこのジャガー「I-PACE」は、2018年3月1日19時00分(CET、日本時間:2018年3月2日03時00分)に世界初披露となる予定で、2018年3月6日にはジュネーブ・モーターショー2018で一般公開される予定だ。