出光興産、釧路油槽所で大規模災害を想定した「燃料供給・合同支援訓練」を実施


出光興産株式会社社(本社:東京都千代田区、社長:月岡 隆)は2月8日、釧路油槽所(所在地:北海道釧路市)で行われた陸上自衛隊北部方面隊と、北海道経済産業局による燃料供給合同支援訓練に参加した。

この訓練は、陸上自衛隊北部方面隊と北海道経済産業局が、大規模災害時に備え、自衛隊への石油製品供給の円滑化と、自衛隊による石油製品輸送の体制強化を目的に、同社の釧路油槽所にて行ったもの。

訓練風景:自衛隊員・油槽所員による燃料積み込み

今回は、日本海溝・千鳥海溝周辺海溝型地震が発生した際に、燃料の急激な需要増大に伴い、民間の輸送力のみでは輸送することが困難なケースや、民間ローリーのみでは補給ができなくなるケースを想定したと云う。

同社は釧路油槽所の出荷積場に於いて、陸上自衛隊北部方面隊が所有する燃料タンク車へ石油製品の積み込み作業を実施し、併せて、油槽所入構~積込~出構までの一連の流れを確認した。

訓練風景:積場への燃料タンク車誘導

出光興産では、こうした訓練を休む事なく定期的に実施しており、「当社は、災害時燃料供給のノウハウのさらなる拡充を図りながら、今後も災害対応力の強化に努めてまいります」と述べている。