ホンダ、ROS対応API搭載「UNI-CUB(ユニカブ)」を米国内開催のハッカソンに提供


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遠隔操作可能な「UNI-CUB(ユニカブ)」が「Shape:An AT&T Tech Expo」のハッカソンに登場

本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷 隆弘 以下、ホンダ)傘下のアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス、社長:神子柴 寿昭)は、7月15日・16日開催の「Shape:An AT&T Tech Expo」内実施のハッカソンでRobot Operation System(以下、ROS)対応Application Program Interface(以下、API)搭載のパーソナルモビリティ「UNI-CUB(ユニカブ)」を公開する。

今回のROS対応API搭載UNI-CUBは、ホンダが新開発したもので、人が乗っていない状態でも、遠隔操作でスピード調節や前後左右、斜めの動きを可能とした「乗れるIoT」として、人との調和を目指すパーソナルモビリティの持つ、新たな可能性の拡大を目指して開発された。

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※「Honda Developer Studio」は、一般のアプリ開発者がHondaの技術者と協働し、広くアプリ検証をできるよう設立した実験スタジオ。

※「ハッカソン」とは、ソフトウェア開発者達が、特定のテーマで限られた時間の中でソフトウェアを開発し、競い合うイベント。

※「UNI-CUB(ユニカブ)」は、ホンダ独自のバランス制御技術と全方位駆動車輪機構(Honda Omni Traction Drive System:小型の複数の車輪を円周上に配置した車輪で、前後左右、斜めの移動が可能)を採用した新しいパーソナルモビリティ。

※「4IoT」とは、Internet of Thingsの略。世の中に存在するさまざまモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信したりすることで、自動制御や遠隔操作などを行うこと。

今回のハッカソンでは、世界中から集まったソフトウェア開発者がUNI-CUBを遠隔操作し、柔軟なアイディアをもとに、各自のソフトウェア開発技術を競い合う。

開発者たちは、24時間の制限時間内にUNI-CUBを使っての動作検証も含め、ユニークで面白いアプリやソフトウェアを構築し、審査員の前でアイディアを発表。ハッカソン開始時刻は、米国西海岸7月15日の午後6時となっている。

このハッカソン開催にあたって、ホンダのUNI-CUB開発責任者・小橋慎一郎氏は、「さまざまな活用イメージを考え具現化するハッカソンで、UNI-CUBを題材に驚くようなアイディアや技術が新たに創出されることを期待しています。

ホンダが目指すモビリティの夢とグローバルに広がる異業種とのコラボレーションを通じて、広く知識や技術を共有することで、Honda独自技術の応用に新しい進化をもたらすことが可能になると信じています」と述べている。