ホンダ、シビックSiプロトタイプなどを2016年ロサンゼルスオートショーに出展


本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)傘下のHondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス 社長:神子柴 寿昭)は現地時間は11月16日、2016年ロサンゼルスオートショー(プレスデー:2016年11月16日〜17日、一般公開日:11月18日〜27日)の出展概要を発表した。

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具体的には、北米向け新型「CIVIC(シビック)」シリーズのスポーティーモデル「シビック Si(エスアイ)プロトタイプ」や、Acuraの次世代インテリアコンセプト「Acura Precision Cockpit(アキュラ プレシジョン コックピット)」などを世界初公開した。

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特にシビック Siプロトタイプは2017年に発売予定の「シビック クーペ Si」と「シビック セダン Si」のデザインの方向性を示すモデルで、エアロパーツを随所に採用し、多角形型エキゾーストパイプフィニッシャーが特徴的なセンターマフラーや19インチハイパフォーマンスタイヤを装着するなど、シビックシリーズのスポーティーさを、より一層際立たせる仕様になった。

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デュアルVTC※を備えた1.5L直噴DOHCターボエンジンにショートストロークの6速MTを組み合わせたほか、アクティブダンパーやアクティブステアリングシステム、LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)などの適用により、スポーティーな運動性能をさらに強化している。

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ブースでは、このシビック Siプロトタイプのほかに、セダン、クーペ、ハッチバック、そして今年9月にパリモーターショーで公開された「シビック TYPE R(タイプアール)」プロトタイプなど、10代目シビックシリーズの全ラインアップを展示する。

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またAcuraブースでは、今後のインテリアデザインとテクノロジーの方向性を示す運転席とインストルメントパネル周りのコンセプトモデルとしてAcura Precision Cockpitを公開。

ドライバーの視線移動に配慮した大型ディスプレイ、先進の自動運転技術を実現する画像認識システム、そしてタッチスクリーンとリモートコントローラーのそれぞれの長所を取り入れた新しいインターフェースなど、より快適で安全な運転を可能とする新たな運転環境を提案している。

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これらは、今年1月の北米国際自動車ショーで発表し、既に量産車デザインへの適用も開始されている「Acura Precision Concept(アキュラ プレシジョン コンセプト)」と併せて、今後の進化の方向性を示している。

Acuraはこのほか、渋滞時の運転支援機能である「Traffic Jam Assist」を来年発売のモデルに新たに追加することや、先進の安全運転支援システム「Acura WatchTM (アキュラ ウォッチ)」を搭載したAcura車が、70,000台に達したことなども発表した。※VTCは、連続可変バルブタイミング・コントロール機構の略

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