日野自動車、「2020年 環境取り組みプラン」を策定


日野自動車株式会社(本社:東京都日野市日野台、代表取締役社長:市橋 保彦、以下、日野)は12月16日、2016年度から2020年度までの環境への取り組み実行計画として、「2020年 環境取り組みプラン」を策定した。

2015年度までの実行計画である「2015年 環境取り組みプラン」の主要課題を引き継いだ上で、商用車メーカーとして、当社製品のライフサイクル全般において環境との調和をさらに進めていく。

同社は4つの主要課題で計19項目の目標を設定し、活動を推進していくとしている。発表した具体的課題と活動詳細は以下の通り。

1.低炭素社会の構築
2.循環型社会の構築
3.環境保全と自然共生社会の構築
4.環境経営

<主要課題の概要>
1.低炭素社会の構築
日野は、トラック・バスの燃費性能の向上および次世代車の開発・普及を通じて、低炭素社会の構築に貢献していきます。また生産・物流段階では、COP(気候変動枠組条約締約国会議)など国際的議論の本格化を背景に、「環境にやさしく生産し、効率よく運ぶ」ことで生産CO2、物流CO2低減に努めます。加えて、販売分野でも、お客様に環境にやさしく製品を使っていただくことを目指し、エコドライブ支援を推進します。

2.循環型社会の構築
日野は、製品の設計・開発段階から資源の有効利用に配慮し、リサイクル設計をさらに推進します。また、生産から廃車に至る全ての段階において排出物を低減し、再資源化を推進していきます。また各国の自動車リサイクルに係わる法規に確実・適切に対応します。

3.環境保全と自然共生社会の構築
日野は、各国・各地域の大気環境の改善に貢献するため、低排出ガス車を積極的に市場投入します。また各事業所においても、周辺の生態系と共生しながら事業を継続していくことを目指し、生物多様性への配慮に関わる取り組みを推進します。取り組みにあたっては、周辺にお住まいの方々と一体となった活動を展開するなどして、地域と共に自然共生社会を目指していきます。

4.環境経営
上記の取り組みをグローバルに展開し、確実に推進していくために、日野単独ではなく、国内外のグループ会社と連携して環境経営を推進していきます。国内外のグループ会社それぞれが、取り組みプランを策定し、具体的な目標をもって活動を推進していきます。
また、従業員への環境教育や講演会、その他環境イベントを通じて環境意識向上を図るとともに、当社ウェブサイトやCSRレポート等を通じて、積極的な情報公開に努めます。

「2020年 環境取り組みプラン」の詳細は以下リンク先を参照されたい。
・和文: http://www.hino.co.jp/csr/environment/management/2020plan.html
・英文: http://www.hino-global.com/csr/environment/management/2020plan.html