日本損害保険協会、交通事故多発交差点ワースト5を発表


あなたのまちの危険な交差点はココだ、高齢者事故のデータを初掲載

一般社団法人 日本損害保険協会(本部:東京都千代田区神田淡路町2-9、会長:鈴木 久仁)は、交差点での交通事故防止・軽減を目的に全国地方新聞社連合会の協力を要請。

9月21日(月)から始まる「秋の全国交通安全運動」に合わせて、同協会ホームページの「全国交通事故多発交差点マップ」を最新の2014年データに更新した。

このマップは、人身事故の50%以上が交差点や交差点付近で発生していることに着目し、同協会が2008年から毎年発表しているもの。

対象のデータは、日本損害保険協会のホームページに掲載されており、47都道府県別の「人身事故件数ワースト5交差点(※)」について、交差点の特徴や事故の状況・要因を写真や地図・イラストで、判り易く紹介している。

(※)「ワースト5交差点」という表記は、「人身事故件数の多い順」という意味で便宜的に並べたもので、各事故の状況や損害・被害の程度を加味した順位付けではない。

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また、今回初めて、都道府県別に次について調査し、各県データおよび全国の傾向を掲載した。

・交差点ごとの事故予防方策
・警察の交通事故防止への取組み
・「第一当事者の年代別に、交差点(付近を含む)事故が占める割合」
・65歳以上の歩行中・自転車乗用中の死者数のうち、交差点(同)事故による死者数が占める割合

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今回の更新で、これまでに掲載した交差点は1,200か所を超え、アクセス数(ページ別訪問数)は291万件となった。

マップは、日本全国を網羅した大規模かつ継続的な注意喚起データベースとして、企業等での交通安全研修や交差点近隣住民の方々への注意喚起など、さまざまな場面で多くの方々に活用されており、同協会としては、今後も一層の活用拡大を進めていく構えという。

参考
1.最新データに基づき、人身事故件数
ワースト5交差点を網羅。 過去データも閲覧可能。
各都道府県のトップページでは、最新のデータに基づき交通事故状況の推移、交差点での人身事故発生割合、年代別事故状況を掲載している。

事故多発交差点を日常的に利用する地元の企業・一般ドライバーや、自転車運転者・歩行者といった交差点 近隣住民の方々に役立ててもらうほか、旅行や出張等で初めて通行する方にもわかりやすいという観点で各ページを構成している。

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また、連続してワースト5となった交差点や、近年事故が急増している交差点などについても、過去のデータと重ね合わせて推移や現状を確認することができる。

2.交差点ごとに、特徴や事故の要因と 注意点、事故予防方策を詳しく掲載。
「変則的な五差路」「幹線道路同士が合流する地点」「交通量が多く渋滞しがち」といったように、形状・特徴・通行状況は交差点ごとに異なる。また、事故の状況や主な要因も多岐にわたる。

個別交差点ページでは、それぞれの交差点の形状・特徴・運行状況と事故の状況・主な要因に加え、今回初めて事故予防方策を事故類型ごとに記載している。

加えて、事故の件数・割合のグラフのほか、Googleの航空写真・マップを掲載し、交差点の場所・形状などが一目でわかるように工夫している。

関連リンク
全国交通事故多発交差点マップ
http://www.sonpo.or.jp/protection/kousaten/kousatenmap26/