富士重工業、2017年3月期・第3四半期の連結業績概要


富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之)は2月8日、2017年3月期・第3四半期の連結業績を発表した。

連結売上高
スバル車の全世界販売台数は、前年同期比10.3%増の786千台となった。国内販売では、軽自動車が前年を下回ったものの、登録車ではフォレスターなどが順調であったことから、同5.6%増の106千台となっている。

一方海外販売では、北米を中心にレガシィ/アウトバックが引き続き好調に推移し、海外合計では同11.1%増の680千台となった。

連結売上高は、販売台数の増加などにより、為替変動の影響などを吸収し、同0.4%増の2兆4,279億円となった。
なお、全世界販売台数、海外販売台数、北米販売台数、連結売上高のいずれも第3四半期累計期間として過去最高(四半期連結決算の開示を始めた2004年3月期以降)となった。

連結損益
2017年3月期・第3四半期累計期間の連結損益は、販売台数の増加や原価低減の進捗などがあったものの、エアバッグインフレータに起因する品質関連費用を中心とした諸経費等ならびに試験研究費の増加。

並びに為替変動が影響し、営業利益が前年同期比29.6%減となる3,068億円となった。

経常利益は、同31.5%減の2,972億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同38.6%減の2,075億円となっている。

通期連結業績見通し
2017年3月期・第3四半期累計期間の通期連結業績の見通しについては、前回予想に対し、諸経費等の増加などが見込まれる。

加えて為替変動の影響などを織り込むことにより、連結売上高3兆3,100億円、営業利益4,100億円、経常利益4,120億円、親会社株主に帰属する当期純利益2,900億円に上方修正した。

ちなみに通期連結業績見通しの前提となる為替レートは\108/US$、\119/EUROとなっている。なお北米販売台数は8期連続、全世界販売台数、海外販売台数、連結売上高は5期連続で過去最高(通期連結決算の開示を始めた1986年3月期以降)となる見通しである。

※前回(2016年11月2日)公表の通期連結業績見通し
連結売上高3兆1,800億円、
営業利益3,730億円、経常利益3,970億円、親会社株主に帰属する当期純利益2,780億円、
想定為替レート \104/US$、\115/EURO