東風ホンダ、第三工場の建設を決定して12月8日に起工式を実施


本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)の中国に於ける四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車有限公司(本社:中国・武漢、総経理:藤本 敦、以下、東風ホンダ)は、成長が続く中国四輪車市場の需要に対応するため第三工場の建設を決定。現地時間2016年12月8日(木)10時(日本時間8日11時)に起工式を実施した。

この式典には、湖北省武漢政府の方々や、東風汽車集団 董事長の竺延風氏、Hondaの代表取締役社長 社長執行役員の八郷隆弘、中国本部長の水野泰秀らが出席した。

第三工場は、武漢市武漢経済技術開発地区内にあり、第一工場から南西約8kmのところに取得した120万m2の敷地に建設する予定。

稼働開始は2019年前半を計画しており、年間生産能力は12万台、投資額は約30億元を予定しています。また、中国四輪車市場で今後拡大が見込まれる電動化にも対応したコンセプトの工場となる。

なお東風ホンダは、2004年4月に「CR-V」の生産・販売を開始。2006年に「CIVIC(シビック)」、2015年に小型SUVの「XR-V」を投入するなど、ラインアップの充実化を進めている。

2016年は新型シビック、小型ハッチバック「GIENIA(ジーニア)」の発売などにより、56万台以上の販売を見込んでいる。

この第三工場が完成すれば、東風ホンダの四輪車の生産能力は60万台となり、中国における生産能力は、広汽本田汽車有限公司の60万台と輸出工場の本田汽車(中国)有限公司の5万台と合わせ、年間125万台となる見込みだ。

同計画の実施について、本田技研工業・代表取締役社長・社長執行役員の八郷隆弘氏は、「2016年のHondaの中国における販売は、大変好調に推移しており、今年の販売台数は、120万台に届く見込みです。

中国市場には、さらなる発展・成長の可能性があります。Hondaは、その旺盛な需要に応えるべく、最新技術を有する魅力的な商品を世界に先駆けて投入し、お客様に喜びをお届けしています」と述べている。

東風本田汽車有限公司(Dongfeng Honda Automobile Co., Ltd.)概要
– 設立:2003年7月
– 資本金: 5.6億USドル
– 出資比率: 東風汽車集団股份有限公司 50%、本田技研工業株式会社 40%、本田技研工業(中国)投資有限公司 10%
– 所在地: 湖北省武漢市
– 代表者: 総経理 藤本 敦
– 従業員数: 約9,800名(2016年12月現在)