ボルボ、米サウスカロライナの新工場を建設着手


ボルボ・カーズ(本社:ヴェストラ・イェータランド県・イエテボリ、CEO:ホーカン·サミュエルソン、以下ボルボ)は9月25日(米国中央時間)、米国サウスカロライナ州バークレー郡で、新工場の建設に着手した。

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サウスカロライナ州のニッキ・ヘイリー知事と、握手を交わすボルボ米国担当上級副社長のレックス・カーセマケルス氏

この新工場では、ボルボの新しいプラットフォーム、スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)を基に設計された次世代ボルボS60より生産を開始する予定。

ボルボは新工場の建設に約5億ドルを投資し、初期は年産約10万台の生産を見込んでいる。

2015年9月25日、サウスカロライナで行われた起工式には、ボルボ米国担当上級副社長のレックス・カーセマケルス氏のほか、サウスカロライナ州のニッキ・ヘイリー知事や州政府高官も出席した。

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レックス・カーセマケルス氏は「サウスカロライナでの新工場建設は、ボルボが米国市場への確固たる取り組みの表れです。

米国はボルボのグローバルでの成長戦略の要です。この新工場は、今後数年間で一新される製品ラインナップとともに、米国におけるボルボの存在感を高めることに極めて重要な役割を果たします」と述べた。

SPAをベースにした新しいボルボS60は、現在スウェーデン イェーテボリのボルボ本社で開発中である。

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米国製S60は米国市場のほか、チャールストン港から輸出され、現在計画中の他のモデルとともに、海外でも販売される。メイド・イン・サウスカロライナのボルボ第1号車は、2018年後半にラインオフする予定という。

建設用地にバークレー郡を選んだ理由としては、国際的な貿易港や社会インフラが整っていること、優秀な労働力、魅力的な投資環境、高い生産技術を有する産業基盤があることなどを考慮した結果という。

ボルボ、サウスカロライナの新工場を建設開始

ボルボは、この工場の従業員を10年間で2,000人まで増やし、より長期的には4,000人まで増やす予定。

チャールストンの大学のフランク・ヘフナー博士がまとめた経済的影響の分析によると、最初の10年間に於ける2000人の直接雇用から、同地域に於いて8,000人以上の労働波及効果が生み出されるだろうと予測。また同工場の稼働により、年間ベースの総経済生産で、同地域に約4.8億ドルの貢献を果たすと推定している。

米国での新工場の完成により、ボルボは3大陸で自動車を生産することが可能となり、真にグローバルな自動車メーカーというポジションがより明確になる。現在、欧州で2拠点、中国で2拠点の工場が既に稼働している。

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