ブリヂストン、北米で乗用車用ラジアルタイヤの生産拠点を増強


株式会社ブリヂストン(本社:東京都中央区京橋、代表取締役CEO 兼 取締役会長:津谷正明、以降、ブリヂストン)の完全子会社であるブリヂストン アメリカス・インクの事業ユニット、ブリヂストン・アメリカス・タイヤ・オペレーションズ・エルエルシー(以下、BATO)は、ノースカロライナ州ウィルソン工場の乗用車用ラジアルタイヤ(PSR)の生産能力を増強することを決定した。

総投資額は約1億6,400万ドル(約197億円*)で、今後5年間で段階的に増強を行っていく。

2016年上期着工の第一および第二段階として、合計約1億ドル(約120億円*)を投資し、167,000平方フィート(約15,515㎡)の延床面積に先進的な生産設備・技術を導入、2018年までにウィルソン工場のPSR生産能力を現在の32,000本/日から35,000本/日へ増強する計画。

操業開始から42年の歴史を持つウィルソン工場は、同社グループの海外工場で最初にランフラットテクノロジー(RFT)採用タイヤの生産を開始するなど、イノベーションの先駆けとなってきた生産拠点である。

2016年には汎用リムにも装着可能なRFT採用タイヤ「ドライブガード(DRIVEGUARD)」の生産を開始することに加え、今回の増強により、グローバルでの競争力を更に高めていくとともに、多様化かつ拡大の続く市場のニーズにこれまで以上に対応していく。

<ウィルソン工場の概要>
1.名称:ウィルソン工場(Wilson Plant)
2.所在地:アメリカ合衆国ノースカロライナ州ウィルソン郡
3.代表者:Michael Darr
4.敷地面積:232,258m2
5.生産品目:乗用車用タイヤ
6.生産開始:1974年
7.生産能力:32,000本/日
8.従業員数:1,785名

<環境への配慮>
ウィルソン工場では、石油に比べCO2排出が少ない天然ガスへの燃料転換や照明器具の省エネ化や効率的な設置など、持続可能な生産活動を目指した取り組みを継続的に進めており、2012年にはタイヤ工場として世界で初めてエネルギーマネジメントシステムの国際規格であるISO50001認証を取得した。
※1米ドル=120円で換算