ブレンボ、IAA2015でインホイールモーター技術による新システムを提案


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Brembo S.p.A. (本社:伊Stezzano、President and CEO: Alberto Bombassei、以下、ブレンボ)は、独フランクフルトで開催中の第66回フランクフルト国際モーターショー(IAA2015)に於いて、自律走行車のための新たなインホイールモーターシステムを発表した。

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同システムは、各4つのホイール内のそれぞれに、4つの独立した電動モーターを格納し、4つのモーターからの動力が組み合わさって車両の推進力を得る仕組みだ。

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なお個々のインホイールモーターへのエネルギー供給は、前後の車軸間に設置された高電圧バッテリから、集積回路による制御を経て提供される。

また各ホイール内には、コンパクトなモーターユニットと共に、精密かつ軽量設計としたバイワイヤースタイルの電動ブレーキキャリパーと、ブレーキディスクが装備され、駆動による推進力提供により加熱するホイール内のモーター自体は、水とグリコール混合物により冷却される仕組みだ。

同システムのポイントは、個々のホイールそれぞれに先の駆動用ドライブユニット(インホイールモーター)と同時に、制動機能を持つブレーキバイワイヤシステムを組み合わせたところにある。

この構成により、駆動モータと、ブレーキの制動エネルギー回生機能が直結され、制動エネルギーの回収効率という面で、最も高率な仕組みが実現する。

ブレンボよると、このインホイールモーターのピーク出力は90kW、連続的な出力制御に於いても60kWのパワーを持続できる。同様に発生するピークトルクは900Nm、連続トルクに於いても500Nmの連続持続が可能という。