BMW、プラグイン・ハイブリッド・モデル「225xeアクティブ ツアラー」発表


ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ペーター・クロンシュナーブル、以下BMW)は、傘下・主力のBMWシリーズに於いて、同社の車両販売台数の下支え役として、国内外を越えて貢献しているコンパクト・モデル「BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー」に新モデルを追加した。

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追加されたのは、年を追う毎に規制が強化されつつある欧州の排出ガス対策に応えると共に、日本国内の市場ニーズにも一定の親和性を持つプラグイン・ハイブリッド・モデル「新型BMW 225xe(ニー・ニー・ゴ・エックス・イー)アクティブ ツアラー」である。

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BMWはこの1月26日より、同BMW 225xeアクティブ ツアラーの受注受付を、全国のBMW正規ディーラーから受け付けていく。なお納車事態は、来る2016年3月からと春先以降を予定している。

BMWに於いて2シリーズは、日本市場の特性を考慮し、一般的な機械式駐車場にも収まる全幅1,800mm、全高1,550mmの取り回しの良いコンパクトなボディ・サイズであること。さらにそれでありながらも、ひとクラス上の居住性や積載性を実現しているのが大きなセールスポイントである。

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今回の新型225xeは、このマルチキャラクター性に新たな訴求ポイントを追加するもの。同社としては、既存のEV開発過程で培った電動化技術「eDrive(イードライブ)」に、ガソリンエンジンを組み合わせたプラグイン・ハイブリッド・モデルとなる。

シリーズ最小のボディとエンジン、そしてeDriveの組み合わせは、同社としては処女作に近いチャレンジングなモデルとなる。またリリース現段階では、このシリーズモデルは以下2車種となっている。

モデル名:225xeアクティブ ツアラー Luxury
エンジン:1.5リッター直列3気筒DOHC BMWツインパワー・ターボ・エンジン + 電気モーター
トランスミッション:6速AT
メーカー希望小売価格(消費税込み):¥ 4,880,000

モデル名:225xeアクティブ ツアラー M Sport
エンジン:1.5リッター直列3気筒DOHC BMWツインパワー・ターボ・エンジン + 電気モーター
トランスミッション:6速AT
メーカー希望小売価格(消費税込み):¥ 5,090,000
※いずれも右ハンドル仕様

新型BMW 225xeアクティブ ツアラーに搭載されるプラグイン・ハイブリッド・システムは、新世代1.5リッター直列3気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンに、後輪を駆動する高出力電気モーターを組み合わせた4輪駆動システムとなっている。

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システム・トータルでの最高出力は、165kW(224ps)、最大トルクは385Nm(39.9kgm)と車格には充分なパワーを備え、およそ6.7秒(ヨーロッパ仕様車値)で時速100kmまで加速できる動力性能を有していると云う。

また、電気モーターのみでの走行した場合(「MAX eDrive」モードでの走行時)、時速125kmまでの速度域で、最長距離換算でおよそ42.4kmまでゼロ・エミッション走行が可能となっている。

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今回、BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーにプラグイン・ハイブリッド・モデルが導入されたことにより、他社競合を含め、このクラスにおいて「ガソリン・エンジン搭載車」、「クリーン・ディーゼル・エンジン搭載車」に加え、第3の選択肢として「プラグイン・ハイブリッド搭載車」が加わり、3通りの動力ユニットにより、3通りの環境性能を備えたをクルマを同一車種で保持・提供する唯一のモデルとなる。

プラグイン・ハイブリッド・システムの詳細
BMW Efficient Dynamicsの理念を追求したプラグイン・ハイブリッド・システムは、BMWグループ中、新しいエンジン・ファミリーに属する新世代モジュラーに該当する1.5リッター直列3気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載。

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ターボ・チャージャーに、高精度ダイレクト・インジェクション・システム、無段階可変バルブ・コントロール・システムのバルブトロニック、バリアブル・カムシャフト・コントロール・システムのダブルVANOSを組み合わせ、エンジン単体で最高出力100kW(136ps)/4,000rpm、および、最大トルク220Nm(22.4kgm)/1,250-4,300rpmを発生。

前輪を駆動するエンジンに加え、後輪を駆動する高出力の電気モーターを組み合わせたオンデマンド式4輪駆動システムとなっている。

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電気モーターは、最高出力65kW(88ps)/4,000rpmを発揮し、停止状態からすぐに最大トルク165Nmを発生。また、時速125kmまでの速度域で(「MAX eDrive」モードでの走行時)、電気モーターによる後輪駆動となる。

バッテリー容量7.7kWhの高電圧リチウムイオン・バッテリーを搭載し、時速125km(※1)までの速度域でゼロ・エミッション走行が可能<航続距離は最長42.4 km(※2)まで>。
(※1):ヨーロッパ仕様車値
(※2):EV走行換算距離(JC08モード)

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プラグイン・ハイブリッド自動車として、エコカー減税対象車の認定を取得予定し、自動車取得税・重量税が免税(100%減税)となり、翌年度の自動車税も75%減税となる。

ちなみに電気モーターとガソリン・エンジンのオペレーション・モードは、「eDriveボタン」で切り替えが可能。走行モードは以下から設定可能となっている。

– AUTO eDrive:
電気モーターとガソリン・エンジンが最適なバランスで高効率に連動するデフォルトの走行モード。時速約80kmまではゼロ・エミッション走行が可能。

– MAX eDrive:
時速125kmまでの速度域で、電気モーターの駆動力のみでゼロ・エミッション走行が可能。キック・ダウン操作によりエンジンが始動。

– SAVE Battery:
バッテリーの充電量を減らさないように効率的な走行するとともにガソリン・エンジンによる発電を行う。現状のバッテリー残量の低減を抑え、バッテリーの充電量を最大50%まで増やすことが可能(充電量50%以上の場合は残量を維持)。

– CHARGE Battery:
シフトレバーをM/S側に倒すことにより、ガソリン・エンジンによる発電によりバッテリーの充電量を最大80%まで増やすことが可能。

さらに、「ドライビング・パフォーマンス・コントロール・ボタン」により、エンジン・レスポンス、ステアリングやトランスミッションの特性を、ドライバーの好みに応じて「COMFORT」、「SPORT」、「ECO PRO」の各モードに設定が可能。

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蓄電池は、高電圧リチウムイオン・バッテリーを後席下に、電気モーターをラゲージ・ルームの床下に格納することにより、ラゲージ・ルーム容量400~1,350ℓを確保。

併せて、40:20:40の分割可倒式リヤ・シートを備えることにより、高い機能性と利便性を実現した。

高電圧リチウムイオン・バッテリーは、EV専用充電コンセント(車両に付属の普通充電ケーブルを利用)またはBMW iウォールボックス・ピュアから充電(200V/15A)することが可能で、約3時間で満充電となる。

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その他の装備としては、車両に通信モジュールを搭載し、乗員の安全と車両の状態を見守ることでドライブに更なる安心感を与える「BMW SOSコール」、「BMWテレサービス」に加え、プラグイン・ハイブリッド専用の「BMWリモートApp」を含む「BMW コネクテッドドライブ・スタンダード」を標準装備。BMWリモートAppでは、スマートフォンから以下の機能・サービスが利用可能である。

公共の充電ステーションで充電する必要がある場合には、スマートフォンで現在地周辺の充電ステーションを検索。検索した充電ステーションの情報は車両のナビゲーション・システムに送信することもできる。

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スマートフォンからバッテリーの充電状況や各種点検の実施時期、車両位置など、さまざまな車両情報にアクセスすることができる。

スマートフォンからリモート・コントロールで車外からエア・コンディショナーを起動させ、乗車前に車内を快適な状況にすることも可能だ。

カメラにより前方の監視を行い安全なドライビングに貢献する「ドライビング・アシスト」を標準装備。ドライビング・アシストは、以下3つの機能を備える
– レーン・ディパーチャー・ウォーニング: 車線の逸脱をドライバーに警告する。
– 前車接近警告機能: 衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発する。
– 衝突回避・被害軽減ブレーキ: 追突が不可避な場合に、システムが自動的にブレーキをかけて衝突を回避・被害の軽減を図る。また、歩行者検知機能により、歩行者への接近に対しても、ドライバーへの警告と衝突回避・被害軽減ブレーキを作動させる。

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狭いスペースでの駐車を容易にする以下の機能を標準装備
– リヤ・ビュー・カメラ: コントロール・ディスプレイの映像で車両の後方の障害物や歩行者を確認することができる。
– 「パーク・ディスタンス・コントロール(リヤ)」: 車両の後方にある障害物との距離を信号音とコントロール・ディスプレイへの表示により知らせる。
– 「サーボトロニック」:車速に応じてパワー・ステアリングのアシスト量を可変制御することにより、高速走行時における安定性の向上に加え、街中での走行や駐車などの低速走行時の取り回しの良さを高める。

クルマへの乗り込みやラゲージ・ルームへの荷物の積み込む作業が容易にする以下の機能を標準装備
– オートマチック・テールゲート・オペレーション: リモート・コントロール・キーの操作およびテールゲート先端のボタンにより開閉が可能。
– コンフォート・アクセス: リモート・コントロール・キーをポケット、ブリーフケース、ハンドバッグなどに入れたまま、ドアのロック/ロック解除が可能。また、足をリヤ・バンパーの下にかざすだけでテールゲート開閉を行うことができるスマート・オープン/クローズ機能付き。bmw-plug-in-hybrid-model-225xe-active-tourer-announcement20160126-4
BMW 225xeアクティブ ツアラーの主な標準装備品
– パーキング・サポート・パッケージ
– PDC/パーク・ディスタンス・コントロール(リヤ、ビジュアル表示機能付)
– リヤ・ビュー・カメラ(予測進路表示機能付)
– ドライビング・アシスト
– レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
– 前車接近警告機能
– 衝突回避・被害軽減ブレーキ
– BMWコネクテッドドライブ・スタンダード
– BMW SOSコール
– BMWテレサービス
– BMWリモートApp
– ドラインビング・パフォーマンス・コントロール(ECO PROモード付)
– サーボトロニック(車速感応式パワー・ステアリング)
– LEDヘッドライト(LEDハイ/ロービーム、LEDフロント・ターン・インジケータ、LEDスモール・ライト・リング)
– 17インチ・アロイ・ホイール
– コンフォート・パッケージ
– オートマチック・テールゲート・オペレーション
– コンフォート・アクセス
– ライト・パッケージ
– レザー・パッケージ
– パーフォレーテッド・ダコタ・レザー・シート
– フロント・シー・トヒーティング
– 自動防眩ドア・ミラー(リバース・ポジション機能付)/ルーム・ミラー
– 40:20:40分割可倒式リヤ・シート
– オートマチック・エア・コンディショナー(AUC[オートマチック・リサーキュレーティング・エア・コントロール]、マイクロ・フィルター[花粉除去機能付]、左右独立温度調節機能)
– ストレージ・パッケージ
– 8.8インチ・ワイド・コントロール・ディスプレイ
– HDDナビゲーション・システム
– iDriveコントローラー(コントロール・ディスプレイ用、ダイレクト・メニュー・コントロール・ボタン、タッチ・パッド付)
– インテグレイテッド・オーナーズ・ハンドブック
– スピーチ・コントロール
– USBオーディオ・インターフェース
– ハンズフリー・テレフォン・システム
– ITSスポット対応DSRC車載器(ルーム・ミラー内蔵、ETC機能付)