ポルシェ監査役会、VWのライモルド氏を生産・ロジスティック担当取締役に任命


ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)の監査役会は、2016年2月1日付けで、アルブレヒト ライモルド(54)を生産およびロジスティック担当取締役とする人事を発表した。

appointed-porsche-supervisory-board-to-production-and-logistics-manager-directors-raimorudo-mr-vw20151209-1ライモルドは、10月にポルシェの取締役会議長に就任したDr. オリバー・ブルーメの職を引き継ぐ。

ライモルドは、4年間ポルシェ カイエンのボディも生産されているブラティスラヴァのフォルクスワーゲン工場の管理を担当しており、シュトゥットガルト-ツッフェンハウゼンに移ることになる。

監査役会はさらに、ポルシェAGのエグゼクティブマネージャーとしてユルゲン リッタースベルガー氏(43)を同日付けで任命した。

監査役会会長であるDr.ヴォルフガング・ポルシェ氏は、この生産およびロジスティック担当役員について、「アルブレヒト ライモルドは、フォルクスワーゲングループでさまざまな業務に携わり、豊かな経験を持つ人物です。

その経験がポルシェに大きく貢献するでしょう」とコメントした。

ポルシェ取締役会会長であるDr.オリバー・ブルーメ氏は、「アルブレヒト ライモルドは広い見識を持つチームプレーヤーです。

その理由からも、彼は当社に適した人材です。ライモルドは、最高の製品品質を達成するために大切なのは、工場で働く人々であることを理解しています」と強調した。

ポルシェAGの労働組合議長およびポルシェAG監査役会副議長を務めるウーヴェ・ヒュック氏は、「ポルシェに勤務する私達は、成功者であり謙虚です。

ですから、私達は取締役にも謙虚であることを求めます。その点で、アルブレヒト ライモルドは適任者です。

ライモルドはバーデン・ヴュルテンベルク出身です。これ以上の説明は必要ないでしょう。

新たな生産担当取締役も前任者同様、生産部門の人材なしに自動車を生産することはできないことをしっかりと理解しています。

また、彼は私達の共同決定、ポルシェ文化、および情熱についても熟知しています。前任者のオリバー・ブルーメと私達が保ってきた良好な協力関係をライモルドがスムーズに引き継いでくれると確信しています」と語った。

アルブレヒト ライモルド氏は、バーデン・ヴュルテンベルクの出身で、工具製作の訓練を受けた後、ハイルブロンで生産技術を学び、アウディで実習生としてキャリアをスタートさせた。

1993年、ライモルドはネッカーズルムでA8ボディ製造ユニットの責任者に就任し、その5年後A2生産部門の責任者となった。

2002年からはA6、A8およびR8の生産計画を担当し、その後3年間のアウディ・ネッカーズルム工場の計画部門責任者の職を経て、ブラティスラヴァのフォルクスワーゲン・スロバキア取締役会会長に就任。また、中国の吉林省長春工場において生産計画責任者としても勤務し、国際経験も豊かである。

appointed-porsche-supervisory-board-to-production-and-logistics-manager-directors-raimorudo-mr-vw20151209-2新しいエグゼクティブマネージャーであるユルゲン リッタースベルガー氏は、2002年からポルシェに勤務し、5年間ポルシェ生産プロセス最適化部門でプロジェクトマネージャーを務めた後、当時新設されたポルシェ オートモービルホールディングSEのセントラルオフィス長に就任した。

情報システムを専攻したリッタースベルガー氏は、2010年ポルシェAGに戻り、事務総局および事業開発担当副社長として勤務していた。