メルセデス・マイバッハS650カブリオレを発表。全世界300台、日本では限定車の4台をリリース


シリーズ最上級のラグジュアリー4シーターオープンモデル、 3,000通り以上の内外装組合せからオーダーメイド可能

メルセデス・ベンツ日本株式会社(本社: 東京都品川区、社長:上野 金太郎、略称:MBJ)は、「メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレ」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ1月16日より注文受付を開始した。

なお、納車開始時期は2017年第4四半期以降を予定している(全国限定4台、注文受付締切:1月31日)。1920年代から贅を尽くした高級感で自動車ファンを魅了した「マイバッハ」が、メルセデス・ベンツブランドの傘下で威厳と風格を備えたブランドとして再出発を果たしたのが「メルセデス・マイバッハ」である。

メルセデス・ベンツは同シリーズを介して、最新鋭のテクノロジーに加え、クラフトマンシップにより仕上げられた高級素材を随所に採用した新しい高級車の形を目指している。

メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレは、2015年のロサンゼルスモーターショーでワールドプレミアとして発表された。ラグジュアリー4シーターオープンモデルのメルセデスAMG S 65 カブリオレをベースに、クラシカルなプロポーションの内外装に仕上げた。

エクステリアは、フロント、サイド、リアの随所にクロームを採用し、威厳あるエクステリアに仕上げている。

サイドビューは、ソフトトップを閉じた状態ではクーペスタイルとなる。低く構えるウィンドウフレームや、サイドウォールがリアに向けて下降するドロッピングライン、完全に格納されるサイドウインドウなどが大きな特長だ。

張りのあるソフトトップは3層構造を持ち、閉じるとカブリオレの高級感が強調されると共にクーペのような静粛性の高い室内空間を作り出す。

ソフトトップの操作は、センターコンソールのスイッチを使って行い、時速50km/h以下であれば、走行中でも約20秒で開閉が可能。

ソフトトップを閉める際にはトランク内で自動的に展開するラゲッジカバーに格納され、荷物がソフトトップにより汚れることを防ぐ機構がある。また、車外からキーを使って開閉することもできる。

ヘッドライトは、片側47個のスワロフスキークリスタルを組み込んだ専用LEDハイパフォーマンスヘッドライトを採用。

さらに丸みを持つ円柱状の30個のクリスタルをウインカーに、さらに17個のカットクリスタルをポジショニングライトに配置した。

フロントフェンダーには丸みのある三角形の中に2つのMをあしらった”Maybach Manufaktur”(マイバッハ・マヌファクトゥーア)のエンブレムが装着。足元には専用の20インチ鍛造アルミホイールを装着した。

インテリアには、2013年のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカー「コンセプトSクラスクーペ」のアイデアを部分的に取り入れた。その1つがシートを飾る“フローイングライン”である。

この流れる滝のようなシートレイアウトは、次第に密になるパーフォレーションによって実現している。また、左右のシートサイドボルスターにはダイヤモンドキルティングとブダペストスタイルのパイピングも施した。

センターコンソール、フロントシート前面およびヘッドレスト後部、車両後部インテリアトリム、後席エアコンディショナーにはマイバッハのエンブレムを。

ステアリング、カップホルダー上部、イルミネーテッドステップカバーには“MAYBACH“のレタリングが、カップホルダーカバーにクロームで仕上げた「1 of 300」のレタリングが施されている。

また、専用のフロアマットも標準装備され、乗降時にはブランドロゴプロジェクターライトによりマイバッハのエンブレムがフロアに映し出される。

また、メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレには、オーナーとしての特別感を感じて頂ける希少性の高いアクセサリーが搭載されている。

その1つがトラベルラゲッジセットで、そのセット内容は、トラベルバッグ2個とライフスタイルバッグ2個。

もう1つが、マイバッハエンブレム付のキーホルダーで、トラベルバッグおよびキーホルダーの配色は車両の内装と同じインテリアデザインとのコーディネートが施された。

内装のメインカラーが、トラベルバッグ本体およびキーホルダーの表面の色と同色、内装のサブカラーがバッグの持ち手およびキーホルダーの裏面の色と同色となる。

クロームメッキにポリッシュ仕上げを施した「1 of 300」の文字により高級感を演出。それに加え、ソフトトップと同色のボディカバーが付属する。

メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレのパワートレインには、メルセデスAMGによる6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンを採用。最高出力463kW/630PS、最大トルク1,000Nmを発揮する。

メーカー希望小売価格は以下の通り。
– モデル:メルセデス・マイバッハS 650 カブリオレ
– ステアリング:左
– エンジン:6.0L、V12ツインターボ
– メーカー希望小売価格:¥44,200,000
(消費税抜き価格:¥40,925,926)

なおこの特別仕様車は日本国内販売4台限定となり、内1台は本国発表の広報写真と同じ外装色となる限定仕様となる。

– 外装色: ジルコンレッド
– 内装色: ポーセレン/サドルブラウン
– インテリアトリム: designoマグノリアナットブラウン
– ソフトトップ: ベージュ

残り3台については、外装16色、内装10色、4種のインテリアトリム、5色のソフトトップから顧客の希望に合わせた3,000以上の組み合わせから選択出来る。

メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレの「インテリジェントドライブ」に含まれる代表的な機能は以下の通り。

ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付)
77GHzおよび25GHzの2種類のレーダーによって先行車を認識し、速度に応じた車間距離を維持する。

ステレオマルチパーパスカメラとレーダーにより、車線のカーブと先行車両を認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシストしていく。

BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス)
77GHzおよび25GHzのレーダーとステレオマルチパーパスカメラで前方を広範囲にモニターし、先行車に加え、前方を横切るクルマや合流してくるクルマ、さらには歩行者などとの衝突の危険性を検知した場合にドライバーにディスプレイ表示と音で警告し、急ブレーキを促す。

ドライバーがブレーキを踏んでも踏み込みが弱い場合はブレーキ圧を増幅することで急ブレーキの効果を高める。

PRE-SAFE®ブレーキ(歩行者検知機能付)
先行車および歩行者を検知したBASプラスの警告にドライバーが反応しない場合、軽いブレーキングでドライバーに警告し、衝突回避をサポートする。

同時に衝突時に乗員の最適な姿勢を可能な限り確保するPRE-SAFE®機能も作動します。それでもドライバーが反応しない場合、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動する。

リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
リアバンパーのレーダーが後方を監視し、車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、ドライバーに危険を知らせ、シートベルトテンショナーなどを起動させる。

それでも後続車が十分に減速しない際には自動的にブレーキ圧を高めて自車をロックし、玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートする。

アクティブレーンキーピングアシスト
ステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告するほか、ESP®の制御を利用して片輪に軽い補正ブレーキをかけることで車線内に戻す。

アダプティブハイビームアシスト・プラス
ステレオマルチパーパスカメラが対向車や先行車を検知すると、他の車両にハイビームが当たらないよう自動的に照射範囲を制御しながら常に最大の視界を確保。また、道路標識などにハイビームが反射すると、自動的に減光し眩惑を防止する。