豊田自動織機の北米生産子会社MACI、TIEMが操業25周年


株式会社豊田自動織機(本社:愛知県刈谷市、社長:大西 朗、以下、豊田自動織機)の子会社で、カーエアコン用コンプレッサーを生産するMichigan Automotive Compressor, Inc.(米国・ミシガン州、以下MACI)、産業車両を生産するToyota Industrial Equipment Mfg., Inc.(米国・インディアナ州、以下TIEM)が、このほど操業25周年を迎えた。

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両工場は、海外拠点の中で最も歴史ある工場であり、両社の世界トップシェアを誇るコンプレッサー事業および産業車両事業のグローバル展開の歩みは、ここから始まった。

10月13日、MACIが同社工場にて記念式典を実施し、豊田自動織機社長の大西朗氏、コンプレッサー事業部長の鈴木雅晴氏などの関係者約350名が出席した。

MACIは、米国カーメーカー向け受注拡大と1980年代後半の円高進行に対応するため、1989年1月に設立され、長時間の高速走行においても高い耐久性・信頼性を保持する固定容量型コンプレッサーの生産を、1990年6月より年産70万台規模で開始した。

現在は高効率・省燃費で環境負荷の低い可変容量型を主力に、年間500万台以上を生産する米国最大のカーエアコン用コンプレッサーメーカーであり、2015年12月には累計生産1億台に達する見込みだ。

一方、10月15日には、TIEMが同社工場にて記念式典を実施し、当社社長の大西朗、トヨタL&Fカンパニープレジデントの佐々木一衛はじめ、関係者約130名が出席した。

TIEMは、1988年10月に設立され、1990年5月からエンジンフォークリフトの生産を開始。2001年に電動車を、2008年にはトーイングトラクターを生産開始。四半世紀にわたる生産活動を経て、これまでに累計50万台以上を市場に送り出している。

TIEMの高い品質と信頼に支えられ、トヨタブランドフォークリフトは2002年から13年連続で米国市場シェアNo.1を達成している。

豊田自動織機は、MACI、TIEMに続いて欧州やアジア等に生産拠点の開設を重ね、コンプレッサー事業は海外生産拠点7拠点、産業車両事業は同34拠点のグローバルネットワークとなっている。

<会社概要>
MACIの会社概要
1)会社名:Michigan Automotive Compressor, Inc.
2)設立:1989年1月
3)操業開始:1990年6月
4)所在地:米国・ミシガン州・パルマ村
5)代表者:石川達仁
6)資本金:146百万米ドル(当社60%、株式会社デンソー40%)
7)従業員数:1,017名(2015年3月末時点)
8)事業内容:カーエアコン用コンプレッサー・マグネットクラッチの製造・販売
9)生産台数:538万台(2014年度実績)

TIEMの会社概要
1)会社名:Toyota Industrial Equipment Mfg., Inc.
2)設立:1988年10月
3)操業開始:1990年5月
4)所在地:米国・インディアナ州・コロンバス市
5)代表者:善正隆文
6)資本金:60百万米ドル
7)従業員数:1,065名(2015年3月末時点)
8)事業内容:産業車両の製造・販売
9)生産台数:36千台(2014年度実績)