全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦、J.P.デ・オリベイラ圧勝


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中嶋一貴、石浦宏明が後方スタートから表彰台

富士スピードウェイで7月19日、全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦の決勝レースが開催され、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手が(LENOVO TEAM IMPUL)が、スタートでリードを保ったまま今季初勝利を飾った。

2位に8番手グリッドからポジションを上げた中嶋一貴選手(PETRONAS TEAM TOM’S)、3位には前戦優勝の石浦宏明選手(P.MU/CERUMO・INGING)となった。

前日18日の予選は、午前中のフリー走行時は雨は止み、ウェットから乾きつつある中で行われたが、その後も降ったりやんだりを繰り返し風も強いコンディション。

こうした雨模様のなかでトップグループが入れ替わる混戦となったが、ひとり絶好調のアンドレア・カルダレッリ選手(LENOVO TEAM IMPUL)は、Q1、Q2共にトップタイムを記録。

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唯ひとり1分40秒台に入れる速さを見せ、昨年スポット参戦ながらポールポジションを獲得した富士で2年連続となるポールポジションを獲得。

チームメイトのオリベイラ選手は僅か0.13秒及ばなかったものの最前列2番手グリッドを獲得して、LENOVO TEAM IMPULが最前列グリッドを独占する結果となった。

明けて迎えた決勝は、辛うじてドライコンディションをキープ。午後2時に気温28度、路面温度37度の状況下でに55周で争われる決勝レースのフォーメーションラップが開始された。

ポールポジションのアンドレア・カルダレッリ選手(LENOVO TEAM IMPUL)がスタート時の出遅れでトラブルに巻き込まれる中、オリベイラ選手は予選上位のポジションを巧みに利用、集団から抜け出してレースをリード。

2番手は、予選8番手からジャンプアップに成功した中嶋一貴選手(PETRONAS TEAM TOM’S)、3番手に小林可夢偉選手(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)と続く。

スタートの混乱で、クラッシュした車両がコース脇に止まってしまったため、この車両排除のため1周目からセーフティカーが導入され、6周目にレース再開。

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中嶋一貴選手は、この期にオーバーテイクシステムを使い、首位のオリベイラ選手に迫る動きを見せたが、逆転には至らず。その後、オリベイラは後続との差を広げていった。

トップを走るオリベイラ選手は、レース中盤に向けてペースを上げ、2番手以下を引き離す体制。

以下の上位にも動きが無く、膠着状態のまま迎えた20周目。3番手を走行中の小林可夢偉選手がピットインで、タイヤを交換せず、給油のみで追い上げる戦略を採ったロッテラー選手に先行される。

さらに21周目にピットインした中嶋一貴選手は、このロッテラー選手の前でコースへ復帰。24周目に国本雄資選手(P.MU/cerumo・INGING)がピットイン。

一連のピット作業を消化した後、中嶋一貴選手、ロッテラー選手、小林可夢偉選手、国本雄資選手(P.MU/CERUMO・INGING)という布陣へ。

トップを走るオリベイラ選手は、この混戦を避けて28周目直線にピットインし、中嶋一貴の前に戻る。オリベイラの前方はひとりタイヤ交換をしなかった石浦宏明選手(P.MU/cerumo・INGING)が走る状態に。

その石浦選手は40周まで粘った後、41周目にピットイン。ロッテラー選手の前の3番手でコースに復帰。

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石浦選手のピットストップで、首位に返り咲いたオリベイラ選手は、その後もプッシュし続け、後続を15秒引き離した状態でチェッカー。

2位には中嶋一貴選手、独自の作戦が成功した石浦選手が3位となった。4位は国本選手、5位にロッテラー選手となった。

LENOVO TEAM IMPUL 19号車 ドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
今日のウォームアップ走行は、決勝レースへ向け細かい所を確認する良い機会となった。いくつかの調整を行い、雨が降っても行けるという状態でレースに臨んだ。

決勝はスタートが大事で、早くポジションを決め、逃げる展開にしたいと思っていた。スタートはまずまずで、アンドレア(カルダレッリ)を抜くことが出来たが、1コーナーで中嶋選手がすぐ後に迫っており、油断出来なかった。

セーフティカーランからの再スタートは、自分の方が中嶋選手よりダウンフォースをつけていたので、ストレートで抜かれないよう、直前の最終セクターで距離を確保した。危なかったが首位を守れた。簡単なレースではなかった。全力を出し切り、勝てて嬉しい。

PETRONAS TEAM TOM’S 1号車 ドライバー 中嶋一貴
昨日の予選から今日のウォームアップまで、ペースも流れもあまり良くなかったので多少不安はあった。8分間のウォームアップでダウンフォースをつけて、フィーリングが少し良くなった。

周りも良いスタートだったが、アウト側へとラインを変えて行ったら、幸い2番手まで上がることが出来た。あれでレースが決まったようなものだった。JP(デ・オリベイラ)よりダウンフォースが少ないのはわかっていた。

セーフティカーランからの再スタートでのストレートが抜くチャンスだったのかも知れないが、もし前に出られてもどこまで抑えられたか分からない。レースペースなど、JPにはかなわないレースだった。2位という結果には満足している。

P.MU/CERUMO・INGING 38号車 ドライバー 石浦宏明
昨日から今朝にかけて、フロントサスペンション周りにトラブルが出て、違和感があった。予選でもタイヤ選択をミスし、フィーリングも良くなかったが、決勝前に改善出来、優勝した岡山の時の感触に戻った。

ウォームアップ走行の段階で良い手応えがあったので、スタートさえ決められればと考えていた。スタートはまずまずだったが、両側を挟まれる形となり、ブレーキを踏んで避けたら3台くらいに先行されてしまった。

セーフティカーランからの再スタート時も、オーバーテイクボタンを使ったが、同時にアンドレ(ロッテラー)にも使われて前に行かれるなど流れが悪く、どこで打開しようかと思っていた。

さらにそこから無線が壊れてしまうという不運にも見舞われた。そんな状況だったが、ピット後、アンドレの前に出られるだけのギャップを築くべく猛プッシュした。

レース前、自分は早めにピットに入りたかったが、エンジニアには引っ張った方が良いんじゃないかと言われていた。結果的に、チームとエンジニアのアドバイスのおかげで3位に入ることが出来、満足している。

レース結果(一部概要)
1位、19番、ジョアオ・P・オリベイラ、LENOVO TEAM IMPUL
2位、1番、中嶋 一貴、PETRONAS TEAM TOM’S
3位、38番、石浦 宏明、P.MU/CERUMO・INGING
4位、39番、国本 雄資、P.MU/CERUMO・INGING
5位、2番、アンドレ・ロッテラー、PETRONAS TEAM TOM’S
6位、7番、平川 亮、KYGNUS SUNOCO Team LeMans
7位、3番、ジェームス・ロシター、KONDO RACING
8位、40番、野尻 智紀、DOCOMO TEAM DANDELION RACING
9位、20番、アンドレア・カルダレッリ、LENOVO TEAM IMPUL
10位、8番、小林 可夢偉、KYGNUS SUNOCO Team LeMans

ドライバーズポイント(第3戦終了時)
1位、石浦 宏明、TOYOTA RI4A、21
2位、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、TOYOTA RI4A、19
3位、中嶋 一貴、TOYOTA RI4A、16

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