曙ブレーキ工業、「省エネ大賞 審査委員会特別賞」を受賞


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曙ブレーキ工業株式会社(本店:東京都中央区、本社:埼玉県羽生市、代表取締役社長:信元久隆)は、一般財団法人省エネルギーセンター主催(経済産業省後援)の「省エネ大賞(省エネ事例部門)」において、「業務用ビルにおけるコージェネレーションシステムの最大限効率的な活用への取組み」が審査委員会特別賞を受賞したことを発表した。

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写真左から「表彰式の様子」、「曙ブレーキ工業本社ビル(埼玉県羽生市)」

表彰式は1月27日(水)に東京ビッグサイトで行われ、同社を代表して環境部より増岡賢八氏が出席し表彰された。

「省エネ大賞」は、国内において省エネルギーを推進している事業者および省エネルギー性に優れた製品を開発した事業者の活動を表彰することにより、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進、省エネルギー産業の発展および省エネルギー型社会の構築に寄与することを目的としているもの。

今回の受賞は、akebonoの本社機能と開発機能を有する大規模ビル(埼玉県羽生市)においてコージェネレーションの高効率化を実現した事例が評価された。

同事業所では、使用エネルギー量を2020年までに2005年比25%削減する目標を立て、省エネ活動を実施している。

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2008年竣工の中部オフィスACPには、地下水を利用した冷房システムを導入。同年竣工の東京・日本橋の新本店ビルには屋上ソーラーパネルを設置。エレベーター3台分の電力をまかない、トイレの洗浄水には雨水を利用。

主な取り組みは以下の通り。

  • ガスエンジン発電機と廃ガスボイラー設置に伴い、蒸気駆動のバイナリー発電機とコンプレッサーを導入し、ガスエンジン発電機からの廃熱(蒸気)をバイナリー発電によって徹底利用することで発電効率の向上を図る。
  • 太陽熱温水設備や太陽光発電などの再生エネルギーの活用。
  • 屋上遮熱塗料による日射負荷低減。
  • BEMS(ビルエネルギー管理システム)を活用したエネルギーの見える化。
  • 空調機の高効率化。
  • 照明の高効率化。

これらの取り組みにより、エネルギー使用量は、導入前と比べて、原油換算で1,034キロリットル/年、CO2換算で1,603トン/年の削減効果を上げており、今回の「省エネ大賞 審査委員会特別賞」受賞は、これらの省エネ活動が評価された。