曙ブレーキ、羽生警察と災害時協力協定締結


曙ブレーキ工業株式会社(本店:東京都中央区、本社:埼玉県羽生市、代表取締役社長:信元久隆)は、埼玉県警察羽生警察署と「災害時等における施設利用の協力に関する協定書」を締結した。

akebono-brake-hanyu-police-and-disaster-cooperation-agreement20150905-1この締結は、未曾有の震災、風水害、その他災害の発生により、警察建屋が損壊するなどで使用できなくなった場合に、同社の施設の一部を、災害時警察対策本部として利用すること。

さらに各地からの応援者の事務所、休憩所、および宿泊施設などに活用することを想定している。

協定書の締結式は、9月1日午後2時より曙ブレーキ工業の本社で行われ、羽生警察からは羽入田宏隆署長はじめ6名が出席。同社からは、常務執行役員の宮本雅弘および社員4名が出席した。

締結式の挨拶の中で羽入田署長は「今回、曙ブレーキに快くお受けいただき感謝しています。耐震性も申し分のない施設を持つ曙ブレーキとこうした協定を結ぶことができ、非常に喜ばしく思います」と述べた。

利用される施設は主に、本社があるAi-City地区内のグローバル研修センター「Ai-Village」と、本社建屋「ACW(Akebono Crystal Wingの略)」の一部および駐車場となる。

東日本大震災の教訓から、Ai-Villageは施設耐震強度を基準の1.5倍にし、停電時の電力供給システムを保有、加えて備蓄庫の設置も行っている。また研修室は、約200名の宿泊が可能となっており、万一のときの、「防災センター」としての機能も既に持っている。

なお同社は、東京中央区にある本店も同様に、管轄の久松警察署と「警視庁久松警察署代替施設利用に関する協定書」を2008年10月に締結している。