アイシン精機、アート金属工業へピストン事業譲渡契約を締結


アイシン精機株式会社(本社:愛知県刈谷市、代表取締役社長:伊原保守、以下、アイシン精機)とアート金属工業株式会社(以下「アート金属」 社長:石原光章)は、去る2016年4月19日の経営統合に関する基本合意書の考え方を踏まえ、アイシン精機からアート金属へのピストン事業の事業譲渡契約を締結した旨を3月24日に発表した。

両社は近年、自動車製造に於けるグローバル市場での競争が激化するなか、世界ナンバーワンの競争力を持つピストン事業の構築に向けて。

そして、同関連システム商品の開発の加速。さらに将来の成長に繋がる双方の強みを活かした統合事業の検討。

両社が保有するリソーセスと技術力を、最大限に活用しつつも最適な機能集約・連携体制構築を図り、市場競争力ある経営体制の確立を目指している。

こうした概要方針を踏まえ、アイシン精機及びアート金属は互いの競争力強化の早期実現に向け、アイシン精機からアート金属へピストン事業の譲渡を行う。

この事業譲渡を踏まえ両社は、「今後、顧客基盤・海外拠点を相互活用することで、グローバルな拡販や開発から生産までの一貫体制が整うことになります。

今事業譲渡により、アート金属は生産面、開発面などでさらなる効率化をはかり、ピストン事業の品質・コスト競争力の強化と規模拡大をめざします。

また、アイシン精機は、グループ事業運営のより一層の効率化を図るとともに、今後も自動車関連分野においてグループの技術力を結集し、魅力ある新製品の開発・拡販に努めることにより企業価値向上を図ってまいります。」と、その経営効果について述べている。

<ピストン事業譲渡契約の概要>
1.事業譲渡契約締結日:2017年3月24日
2.譲渡対象事業:アイシン精機が保有するピストン事業
3.事業譲渡の概要
(1)開発機能  2017年4月1日付けで譲渡
(2)国内生産  2017年4月1日以降順次移管
(3)国内商権  2017年4月1日から順次移管