アイシン精機とアート金属、経営統合に関する基本合意書を締結


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アイシン精機株式会社(本社:愛知県刈谷市、代表取締役社長:伊原保守、以下、アイシン精機)及び、アート金属工業株式会社(本社:長野県上田市、代表取締役社長:石原光章、以下、アート金属)は、アイシン精機がアート金属の株式の過半数を取得し経営統合を行うことに関して、基本合意書を締結した。

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これまでアイシン精機は、エンジン関連部品を一つの柱として、ピストンや冷却ポンプから周辺部品まで含めた幅広い品揃えを強みとして事業拡大してきたが、ヒートマネジメントや軽量化に貢献できる次世代商品でのさらなる成長のためには、開発リソーセスの効率的な運用が急務となっている。

一方、アート金属は、ホンダ創業者の本田宗一郎氏も在籍していた歴史ある会社。創業以来ピストン専門メーカーとして長年にわたって蓄積した独自の技術をベースに、低コスト技術や小回りの利くものづくりを強みとし、自動車メーカーはじめ多くの顧客に採用されてきた。近年は海外での事業展開を加速しており、その途上にあると云う。

今後、自動車メーカーがますますグローバル展開を加速していく中で、新興国を中心とするコスト競争の激化に加え、パワートレインの多様化によって技術開発ニーズの拡大も予想される。

そうした環境下で、それぞれの課題に対応し持続的に成長し続けるために、両社は今回、世界No.1の競争力があるピストン事業の構築と、その関連システム商品の開発加速に向け、経営統合を決断するに至った。

今後は、両社の保有するリソーセスと技術力を最大限活用しながら、最適な機能集約・連携体制構築を図り、世界から喜ばれる商品を届けられるよう、さらなる飛躍を目指していくとしている。

なお、統合の時期は平成29年4月1日を予定しているものの、実際にはその実施にあたって、公正取引委員会等の国内外の関係当局の許認可の取得等が条件となっている。

【会社の概要】

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